家庭教師の利用法(高校受験)

家庭教師には、以下の2つの欠点があります。

1.費用がかかる
2.先生の「質」が確保されていない

上記1ですが、たとえば、週3回、1日2時間だけ家庭教師を雇うのにも、月5〜6万円はかかってしまいます。これで、受験対策ができればいいのですが、この程度の時間だと、一科目が関の山ですし、生徒の学力によっては一科目でさえ難しいです。家庭教師で五科目の受験対策をしようと思えば、莫大な費用がかかってしまいます。

上記2ですが、家庭教師はたいてい大学生です。しかし、大学生は教えたことがある経験が乏しいため、勉強を教わったところで、それほど成績は伸びないことが多々あります。中には、やる気のある大学生やプロの家庭教師もいますが、塾の方が収入がいいですし、何より大手の塾だと常に生徒から評価されるので(人気がなくなると最悪クビになります)、塾の方が腕が確かな先生とあたる確率が高いです。

このようにいえば、家庭教師は役に立たないと思うかもしれません。
しかし、3つの局面で家庭教師が役立つことがあります。
どういうときでしょうか。

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家庭教師が役立つ局面

家庭教師が役立つのは、以下の3つの局面です。

1.お金に糸目をつけない場合
2.塾をメインにして、家庭教師からは勉強法を教わったり、勉強のペースメーカーとして利用する場合
3.成績がかなり悪い場合

上記1ですが、お金に糸目をつけなければ、受験対策もできます。時給が「万円」単位のプロの家庭教師を雇い、日曜日を除く、毎日勉強を教われば、大手の塾と同じ質の教育を受けることができるでしょう。

上記2ですが、個人的にはこれが一番賢い家庭教師の利用法だと思います。
まずは、家庭教師から勉強法を教わる場合ですが、具体的には、「どのように勉強すればいいのか」「ノートをどのようにとればいいのか」などを週1日くらいのペースで教えてもらいます。ただ、この場合、家庭教師の中でも、「推薦ではなく入試で合格」「国立」「難関大学」の大学生を雇うようにしましょう。なぜなら、国立の難関大学に合格したからには、勉強法にも精通していることが多いためです。
次に、家庭教師を勉強のペースメーカーとして利用する場合ですが、具体的には、家庭教師に週1日くらい、子どもの勉強がきちんと進んでいるのか、塾でわからないところがあるのかを確認してもらいます。こちらは、家庭教師の学歴は関係なく、責任感の強い家庭教師を雇うようにしましょう。

上記3ですが、成績がかなり悪い場合は、個別指導の塾か、家庭教師のどちらかにした方がいいです。家庭教師は、学歴は関係なく、とにかく責任感が強い人を選ぶといいでしょう。

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