一度覚えた単語を忘れないようにする方法

人間は忘れる生き物ですので、単語を覚えても、すぐに忘れてしまいます。これは避けようがありません。
しかし、繰り返し暗記することで忘れにくくすることはできます。つまり、一度で覚えないなら二度、二度で覚えないなら三度、覚えるという風に、しつこく何度も単語を覚えなおしているうちに、記憶が強化され、単語を忘れにくくなるのです。
このことを英語学習に取り入れましょう。
では、具体的に、どのように取り入れればいいのでしょうか。
ここでは効率重視の英語学習法を紹介します。

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文法のポイントと単語を繰り返し暗記する

まず、中学生英語を「理解」します。
なぜなら、理解しないと、暗記の効率が悪くなるためです。
なお、中学生英語を理解するためには、「基本にカエル英語の本」を読むといいでしょう。この参考書は、「理解するところ」と「覚えるところ」が分けられているので、英語を理解するのに集中することができます。

次に、以下の条件がそろった参考書を購入します。

・ページ数が少ない(本が薄い)
・例文(英文と日本語訳のセット)がまとまっている
・例文に文法のポイントが含まれている
・適度に単語が使われている
・文法の解説がある

これに当てはまる参考書に「ゼロから始める! 大人のための中学英語」があります。大人に向けた参考書ですが、中学生でも十分に利用できます。
この参考書をどのように使うのかというと以下です。

1.まずは「目次」を開きます。目次にある日本語訳を英語になおしていきます(その際、英文は見えないように隠してください)。
2.英語になおせない例文があれば、例文にチェックします。
3.チェックがついてある例文のページを開いて、本文を読みます(目次なので、×ページのようにページ数が記載されています)。「基本にカエル英語の本」を読んで中学生英語は理解しているはずですので、本文を読めば、なぜ英語になおせなかったのか理由がわかるはずです。もし、本文を読んでもわからなければ「基本にカエル英語の本」を読みます。
4.もう一度、上記1、上記2、上記3を繰り返します。例文を、全部、英語になおせるようになるまで繰り返します。
5.余力があれば、本文についている練習問題や復習問題を解きます。

この参考書の例文には、文法のポイントが含まれています。また適度に中学生英語の単語が使われています。
だから、例文の日本語訳を英語になおせるようになれば、文法のポイントをおさえ、なおかつ、単語も覚えることができるのです。
しかも、本のページ数が少ないので、負担が軽くて挫折しにくくなっています。
ちなみに、一回で、例文すべて英語になおすことができなければ二回、二回でダメなら三回と何度も繰り返していくことが大切です。
何度も繰り返すために、常に持ち歩くことをオススメします(だから、ページ数が少なくて薄い「ゼロから始める! 大人のための中学英語」は、この勉強法にピッタリなのですね)。

同じ問題集を何度も解く

「ゼロから始める! 大人のための中学英語」の例文を滞りなく、英語になおすことができるようになれば、問題集を購入します。問題演習をこなしながら単語を覚えていきましょう。
ただ、一度覚えた単語を忘れないようにするために、同じ問題集を何度も解くことが大切です。具体的には以下です。

1.問題集を解いて答えあわせをする。
2.知らない単語があればノートの書き写し、辞書で意味を調べる。また、間違えた問題にチェックを入れて、なぜ間違えたのか理由を考える。
3.もう一度、問題を解く。この際には、チェックが入っている問題だけを解くようにする。
4.上記2を繰り返す

このようにして、文法のポイントと一緒に、単語を覚えていくといいでしょう。

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